本を読んだ1週間後に起きた、まさかの現実
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軽やかな表紙とは裏腹に、その内容は鋭く
「あなたは明日死ぬかもしれない。その時、後悔はありませんか?」
そんな問いを突きつけられました。
――けれどその時は、どこかまだ「他人事」だったんです。
「まぁわかるけど…大事にしないとね」ぐらいの感覚でした。
でも、その1週間後。
「死」は突然、現実として目の前に現れたのです。
後輩の急死|くも膜下出血による突然の別れ
職場で後輩だった女性が、ある日、突然倒れました。
病名は急性くも膜下出血。意識が戻らないまま、その4日後、息を引き取りました。
あまりにも急な出来事でした。
彼女は1歳のお子さんがいて、つい最近マイホームを建てたばかりでした。
進学校から有名大学へ進学し、そのまま就職。
誰が見ても「順風満帆な人生」を歩んでいたと思います。
そんな彼女が、ある日突然、この世からいなくなってしまった。
それは、もはやニュースやドラマの話ではなく、僕のすぐそばで起きた「現実」でした。
残された旦那さんと1歳のお子さんのこれから
彼女の旦那さんが今、どんな気持ちで毎日を過ごしているのか。
想像するだけで胸が締め付けられます。
1歳のお子さんと二人で、これからの人生を歩んでいかなければならない。
「どうしてこんなことが起きたのか」
誰にもわからないし、誰にもどうすることもできません。
「生きているだけで、万々歳」
彼女の死をきっかけに、僕の中で何かが大きく変わりました。
『明日死ぬかもよ』という言葉が、今では毎日、心の中で響いています。
本を読んだだけでは実感しきれなかった「死」が、現実として目の前に現れたからです。
それ以来、僕は「生きているだけで、万々歳だ」と思うようになりました。
朝、目が覚めたとき。
子どもたちが笑っているとき。
ご飯を家族で食べているとき。
当たり前だった風景が、実は奇跡の連続だったのだと、ようやく気づけた気がします。
「今」を生きる覚悟|『明日死ぬかもよ』の学び
この経験を経て、本の中に書かれていたひとつのメッセージが、心に深く刺さっています。
「死を意識することで、人生は一気に輝き出す」
“いつかやろう”“そのうち言おう”ではなく、
「今日やる」「今伝える」「今味わう」
大切なのは、特別な何かを成し遂げることではなく、
“今日という一日”を大切に生きることだと思います。
最後に「命の大切さ」に気づけたことに感謝を
人生は本当に、いつ終わるかわかりません。
けれど、それを「怖いこと」と捉えるのではなく、
「だからこそ、今を大切にしよう」と受け止めることが、僕のこれからのテーマです。
彼女の死は本当に辛く、今でも信じられない気持ちです。
けれど、その悲しみの中から、僕ができることは――
“生きている自分が、精一杯、命を使うこと”だと思っています。
明日死ぬかもしれない。
でも、だからこそ、今日という日は生きる価値があると感じています。
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今日もあざました
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