「頭に来てもアホとは闘うな!」 -田村耕太郎著

読書記録

ムカついたからって、アホ相手に全力投球するのは、まるで泥相撲。勝っても汚れるし、そもそも相手はルール無視で突っ込んでくる。そんな無駄試合に体力使うくらいなら、美味い飯でも食って、自分の人生のレベルを上げる方が100倍マシ!

この本がおすすめな人

  • 職場で働かない年長者にイライラしている人
  • 職場で意味不明な後輩にイライラしている人
  • 無能な上司にイライラしている人

個人的読書難易度【★☆☆☆☆】

ひたすらに読みやすい

非合理・理不尽と闘うのは人生の無駄

僕自身、今の職場になって初っ端にわがままなベテランと新人教育を任され、

責任をすべて押し付けてくるベテランにめちゃくちゃイライラしていました。

がっつりド正論をかまして、真っ向勝負していました。

論破して服従させることを第優先にしていたわけです。

ただ、途中で気づいたのが、こちらがド正論をかましてもベテランから返ってくるのは毎回斜め上の回答。

そして、5歳児のようにその場をとりあえず納めるためだけの謝罪の言葉

親と子ども程度離れた歳の差の後輩から何を言われようが、数十年で凝り固まった価値観を根本から変えることなど不可能です。

闘わず、利用し無視する

最近読んでいる孔子の本に

【勝つか負けるか】だけではなく【負けていない】という状況を作り出すことも戦略の一つ

とありました。

僕はまさに前者の【勝つ(論破服従)か負ける(ベテランが我を通す)】という白黒でしか物事を見ていませんでした。

この本には、この勝ち負けではなく負けていないという状況を作り出し、あほをうまく利用し、正面からぶつかるのではなく、したたかに動くことの重要性を説いています。

つまり、ベテランが我を通しつつも、その我のベクトルを僕の仕事の延長線上にうまく誘導することで、うまく仕事を回してしまおうという事です。

そしてそれ以外の意味不明な言動や主張に関しては表面上だけ受け入れつつ、取り合わない(釈然としなくても深く考えない)ということです。

自分の人生の目的は何か?

いろんな意見はあると思いますが、あくまで僕の中で仕事はお金を稼ぐ手段であって人生の目的ではありません。

僕の人生の目的は【家族が仲良く楽しく暮らす】ことです。

別にベテランの人を論破して服従させたところで僕の人生の目的には一切影響しません。

しかし、視野が狭くなっていると、まさに当時の僕のようにベテランを論破させることが目先の目的になってしまい、僕という人間の人生のリソースの無駄遣いをしていることに気づいていませんでした。

まとめ

怒りにまかせてアホと戦うのは、経験値ゼロのザコ敵に必殺技をブチかますようなもの。MPの無駄遣い。人生レベルを上げるなら、自分の中でもっと価値あるクエストを受注しよう。

ということです

今日もあざました


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