「無駄な努力なんてない」と思わせてくれる一冊
本日紹介するのは「運転者 未来を変える過去からの使者」 喜多川泰著 という本。
どんな人におすすめ?
1 どんなに頑張っても成果につながっていないと感じている人
2 無駄な努力をしていると感じている人
あらすじ
主人公は、生命保険の営業マンとして働いていますが、仕事が思うようにいかず、家庭の問題も抱えています。そんな中、あるタクシー運転手との出会いをきっかけに、人生が大きく変わっていくというストーリー。
なぜ無駄な努力なんてないと思わせてくれるのか
僕自身中高大と体育会系の部活に勤しみ、大学院時代はコーチも経験し、
努力を重ねて質と量をこだわって練習しているのに、結果としてベンチメンバーになる選手を多くその目で見て、「報われない努力もある」と考える人間でした。
ところがこの本を読んで、
一個人の結果としては報われていないというだけで、人はお互いに影響し合っているという意味合いでは、その努力は誰かに確実に【影響】を与えているということ。
例えば、レギュラーになれない選手が黙々と自主練をしている。その選手が最終的に試合には出れなかった場合、その選手個人としてはその努力は報われなかったかもしれない。
でも、ある一人のレギュラーの選手が、その試合に出れない選手が自主練を黙々としているのをみて、「自分ももっとやらなきゃ」と練習を増やし【チーム】として1段階高みにいけるかもしれない。
それは、試合に出れない選手からしたら報われなかった努力かもしれない。しかし、その報われなかった努力から派生して、チームという共同体という意味では、その報われなかった努力は報われた努力に様相を変えると思う。
誰かが努力している姿は、大なり小なり誰かへ何かしらの影響を与えている。
それは、決して目に見える形には見えないかもしれないとしても。
まとめ
今自分がしている無駄だと思える努力も、人知れず誰かに影響を与えているかもしれない。と思えるだけで何事にも前向きに捉えることができると思える、と僕にパラダイムシフトをもたらした、自己啓発の要素も含みつつ小説の内容としても秀逸な一冊です。
今日もあざました
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