【書評】『ビットコイン・スタンダード』要約|お金の本質から仮想通貨を学ぶ一冊

読書記録

【お金】ってそもそもなにか説明できますか?

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こんな方におすすめ

  • ビットコインや仮想通貨に興味がある
  • 「お金って何?」という根本的な問いに関心がある
  • マネーリテラシーを高めたい
  • 話題の『ビットコイン・スタンダード』が気になる

おすすめしない人

  • 仮想通貨で一発逆転を狙っている人
  • テクニカルな投資手法だけに興味がある人

個人的読書難易度【★★★★☆】

前半は「貨幣の歴史」が中心で読みやすい内容(★×2)。
後半は「ビットコインの技術的仕組み」や「経済思想」などやや専門的(★×4)。
僕は読書偏差値が低めなので、正直眠くなりながら1か月かけて読了しました笑

ビットコイン=怪しい?その誤解を解くカギは「お金の正体」

2018年ごろ、「億り人」と呼ばれるビットコイン長者が話題に。
しかしその後、某有名人が広告塔となった仮想通貨取引所で流出事故が起き、一気に“怪しいイメージ”が定着しました。

「ビットコインって結局ギャンブルでしょ?」
「よく分からないけど危なそう…」

そんな印象を持っている方にこそ、本書『ビットコイン・スタンダード』を手に取ってほしいです。

『ビットコイン・スタンダード』の要点をざっくり要約

前半:お金の歴史と本質に迫る

  • 貨幣の始まりは物々交換から
  • 貨幣が持つ3つの役割:価値の保存・交換の手段・価値の尺度
  • なぜ金が「良いお金(ハードマネー)」とされてきたのか
  • 法定通貨(フィアットマネー)は、国家が発行する「信用に基づいたお金」

このような“貨幣の進化”を学ぶことで、今の金融システムの弱点が見えてきます。

後半:ビットコインは「デジタル時代のハードマネー」

  • ビットコインは2100万枚の発行上限がある「希少性あるデジタル通貨」
  • 中央管理者がいない=政府に左右されないお金
  • 時間価値を保存する手段として優れ、金本位制のデジタル版とも言える
  • 投機ではなく“貨幣の革命”という思想に立脚している

この本を読むと分かること

  • なぜ今の「お金の仕組み」が壊れかけているのか
  • ビットコインが“怪しい投資商品”ではなく、“貨幣システムの再構築”を目指す技術であること
  • 金融リテラシーを身につける第一歩としての「お金の正体」

結論:読みにくくても読む価値あり!

正直、後半は難解で何度も中断しました。
でも最後まで読み切ったとき、「お金を見る目」が変わりました。

お金の歴史を知れば、ビットコインというものが目指している本質が見えてきます。

今まさにビットコインは【投機】の対象としてみられがちです。

最近もビットコインは信用で成り立っているから信用できないという話を知人にされました。

ただ、その発言は結局のところ、法定通貨も国家という後ろ盾の信用のもと成り立っているだけであって、極論、貨幣もみんなが価値のあるものという共通認識の信用のもと成り立っているという本質を見逃しています。

その視点をこの本は僕に与えてくれました。それだけでも一読の価値があると僕は思います。

ビットコインというものが何を目指しているのかということを知ることで、ちまたの変な仮想通貨の儲け話に騙されない知識をつけられると思います。

この本を読めばビットコイン=あやしいものということが間違いであることに気づけるので、僕みたいに読書偏差値が低く、眠くなりながらでも一読の価値がある本だと思います。(高いのがネック)

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ただ結局は自己責任なので、この新しい通貨を信じるか信じないかは自分次第ですね。

今日もあざました。

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