【書評・要約】『ディズニーCEOが実践する10の原則』は、自己啓発初心者にもおすすめの一冊だった

読書記録

【中古】ディズニーCEOが実践する10の原則 /早川書房/ロバート・アイガー(単行本)

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■ 本書は「10の原則を学ぶHow to本」ではない!

まず最初にお伝えしておきたいのが、本書『ディズニーCEOが実践する10の原則』(原題:The Ride of a Lifetime)は、よくあるハウツー型の自己啓発書ではありません。

本書は、ロバート・アイガー氏がゼロからディズニーのCEOへと上り詰めた半生を描いた自伝です。まるで映画を1本観ているかのようなストーリー展開で、ページをめくる手が止まりませんでした。

■ どんな人におすすめ?

  • ディズニーブランドが好きな人
  • 組織でのリーダーシップや経営戦略に興味がある人
  • 何かをゼロから始めたいと思っている人
  • 映画のようなサクセスストーリーが好きな人
  • 自己啓発書にチャレンジしてみたいけど難しい本は苦手という人

■ 読書難易度【★☆☆☆☆】

内容はとても平易な語り口で、邦訳のクオリティも高く、読書初心者でもスラスラ読めます。ビジネス書にありがちな難解な専門用語も少なく、「読みやすい自伝」としてもかなりおすすめできます。

■ 企業としてのディズニーの裏側が面白い

夢の国・ディズニーといえば、魔法や感動のイメージが先行しがちですが、本書ではその裏側にある戦略・経営判断・買収交渉・人間関係などのまさに企業の側面が赤裸々に描かれています。

たとえば、あの『トイ・ストーリー』シリーズの制作背景にも面白いのエピソードがたくさんありっました。僕自身、アンディと同世代として『トイ・ストーリー3』を映画館で鑑賞し、妻と二人で号泣した人間なので、その舞台裏を知れたことは非常にエモーショナルな体験でした。

■ 自分の弱点を「認める力」が人生を変える

本書を読んで特に響いたのは、ロバート・アイガー氏が何度も語る「自分の限界や弱点を素直に認める力」の重要性。

人は年齢や立場が上がるほど、「知らない」「わからない」と口にするのが難しくなります。でも、向いていないことは潔く任せる勇気がリーダーには必要です。

これは『孫子の兵法』にも通じる考え方で、「勝てる場所でだけ戦う」「勝てない場所では戦わない」という発想。
育児や仕事においても、これは非常に実用的なマインドセットだと感じました。

■ まとめ|読み終えた後、ちょっと背筋が伸びる本

『ディズニーCEOが実践する10の原則』は、経営の話やリーダー論だけでなく、「人としてどう生きるか」を教えてくれる一冊です。

難しく考えず、ひとつのサクセスストーリーとして読んでみるのもよし。
人生のどこかで迷っている人にとって、背中を押してくれる力強い言葉がたくさん詰まっています。

今日もあざました!

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