「運転者」 無駄な努力は存在しない 「喜多川泰」

読書記録

「無駄な努力なんてない」と思わせてくれる一冊。

個人的おすすめ度【★★★★★】

どんな人におすすめ?

  • どんなに頑張っても成果につながっていないと感じている人
  • 無駄な努力をしていると感じている人

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あらすじ

主人公は、生命保険の営業マンとして働いていますが、仕事が思うようにいかず、家庭の問題も抱えています。そんな中、あるタクシー運転手との出会いをきっかけに、人生が大きく変わっていくというストーリー。

無駄な努力はあると思っていた

僕自身中高大と体育会系の部活に勤しみ、大学院時代はコーチも経験し、

努力を重ねて質と量をこだわって練習しているのに、結果としてベンチメンバーになる選手をその目で見て、「報われない努力もある」と考える人間でした。

人は必ず誰かに大なり小なり影響を与えている

前述した考え方は、自分だけにしか視点が向いていません。

人間という生き物は社会性の動物であり、互いに相互関係をもって生活しています。

個人の結果としては報われていないというだけで人はお互いに影響し合っているという意味合いでは、その努力は誰かに確実に【影響】を与えているということ

例えば、レギュラーになれない選手が黙々と自主練をしている。その選手が最終的に試合には出れなかった場合、その選手個人としてはその努力は報われなかったかもしれない。

しかし、ある一人のレギュラーの選手が、試合に出れない選手が自主練を黙々としているのをみて、「自分もやらなきゃ」と練習量を増やし【チーム】として1段階高みにいけるかもしれない。

それは、試合に出られなかった選手からすると報われなかった努力かもしれない。

しかし、チームという共同体という意味では、その報われなかった努力は報われた努力に様相を変える可能性を十分に秘めている。

誰かが努力している姿は、大なり小なり誰かへ何かしらの影響を与えている。

それは、決して目に見える形には見えないかもしれないとしても。

まとめ

今自分がしている無駄だと思える努力も、人知れず誰かに影響を与えているかもしれない。と思えるだけで何事にも前向きに捉えることができると思える、秀逸な一冊です。

今日もあざました

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